オリーブレザー紹介

小豆島のオリーブオイルについて

オリーブレザー

【 小豆島について 】

小豆島(しょうどしま)は、香川県に属する瀬戸内海のほぼ中央に位置する島で、面積は約153平方キロメートル。温暖で降水量の少ない瀬戸内式気候により、年間を通して穏やかな日々が続きます。
島の中央には標高800メートル級の山々が連なり、海と山のコントラストが美しい風景をつくり出しています。古くから海上交通の要所として栄え、醤油や佃煮、手延べそうめんなど、豊かな食文化が育まれてきました。
また、棚田や石垣の風景、島内を巡る八十八箇所霊場など、自然と人の暮らしが寄り添う風土が今も色濃く残る、歴史と文化の島です。

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【 オリーブ栽培発祥の地、小豆島 】

日本で初めてオリーブが根づいた場所――それが、香川県・小豆島です。
1908年、政府主導のもと三重・鹿児島・小豆島の3か所で試験栽培が行われた中で、唯一成功したのがこの小豆島でした。瀬戸内海の温暖で乾燥した気候、日照時間の長さ、潮風を含む土壌――そのすべてが地中海に似た環境を形成し、オリーブにとって理想的な土地だったのです。
以来100年以上にわたり、小豆島ではオリーブ栽培の技術と文化が代々受け継がれ、 今では「日本のオリーブのふるさと」として知られるようになりました。

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【 命を育む、自然製法のオイル】

小豆島産のオリーブオイルは、収穫から搾油までが非常に丁寧です。完熟前の実をひとつひとつ手摘みし、最短で数時間以内に搾油。このスピードと鮮度へのこだわりが、えぐみのないまろやかな風味を生み出します。
搾油方法も、化学処理を一切行わない「コールドプレス(低温圧搾)」。
加熱による酸化を避け、ビタミンやポリフェノールといった栄養素を壊さずに抽出します。そのため、小豆島のエキストラバージンオリーブオイルは、 オリーブ本来の青々とした香りと、ピリッとしたスパイシーな味わいが共存した、まさに“生きたオイル”なのです。

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【 食用を超えたオリーブの恵み 】

この島では、オリーブオイルはただの「食用油」ではありません。
・スキンケアやヘアケアなどの美容用途
・医薬部外品の基材
・石けんやアロマオイルなどのクラフト品
・そしてレザーの鞣し工程にまで
オリーブの成分には保湿・抗酸化作用があるため、肌にやさしいだけでなく、 レザーに対しても柔らかさと耐久性を与える天然の「命のオイル」として注目されています。